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2008年03月

此の世の限り

累計プレー時間はポケモンを優に超え、GB初期の作品ながら圧倒的な完成度で世の男子学生（主に俺）を魅了した「ドンキーコング」、その攻略本を300円で発見。伊藤あしゅら氏が描く渋いアメコミ風イラストと、背面に印刷された「ウッホ ウッホ」の文字との落差がもの凄い。APEの埋蔵ハンター重里が監修を手掛けただけあって、全体的にお洒落にまとまっている上、8ページにも渡る制作スタッフ座談会も内容が濃い。（この時点で『マップエディット機能』の企画が出ているのは驚いた。8年後の『DONKEY KONG +』でも頓挫した企画が、更に5年の歳月を経て『マリオvsドンキーコング2』で一応実現している。）

APE監修の攻略本といえば「オマケ漫画」は外せない。マリコレでは吉田戦車の漫画が印象深かったが、今回はしりあがり寿。天然記念物に指定された絶滅寸前の子供達と一緒に遊ぶため、マリオとドンキーJr.が体毛を全剃りして子供に扮するというGB版ガン無視の設定で、完全に独自の世界へと昇華された。豪華すぎる内容に泣いた。

マリオ：「君達も絶滅寸前だったら　もっと女のコにエッチして　はんしょくしなきゃダメだよ。」
こども：「ボクたち　まだコドモだからわかんないや。」
冒頭にある「さぁ、家族揃って笑おう。」の柱アオリ文が憎い。

春夢去りて

「バルーンファイト」はGBで、「レッキングクルー」はSFCで続編が開発された一方で、話すら挙がらない。「ミンナニ ナイショダヨ」は4,860件（※1）、「ヤラレチャッタ」は8,930件も検索でヒットする一方で、「フタタビ ヘイワガ…」は僅か19件。「和風ゼルダ擬き」の烙印すらも輝かしく聞こえる、そんな不遇の名作「謎の村雨城」を700円で発見。終盤は刀で防げない火炎攻撃が四方から飛び交い、被ダメ後の無敵時間の短さも相乗して、ある意味で弾幕系STGに先駆けた。（※1：ミンナニ『ハ』〜も含む。）

唐突に取説で展開される暗号クイズも忘れてはならない。「ひろば三　なぞ四の　えど二八　み六ん（※2）　な七のみ」。漢字を抜く・平仮名を抜く程度の安易な発想ではこの暗号は解けない。川島教授指導の下、全脳JINJINで昼夜問わず鍛えた私も歯が立たなかった。調べてみるとどうやら「モールス信号」が鍵らしい。平仮名を短点（トン）、漢字を長点（ツー）として置き換えると「クチノナカ」（口の中）となる。常日頃モールス信号のことで頭が一杯の人しか解けないだろ。（※2：初版では「み六五」と誤植されたため最終的な解答が「クチノヤカ」となり、多くの少年少女が困惑した。）

君待ち

2冊で500円、GBの攻略本はお財布に優しいので収集し易い。価格高騰中で青天井真っ盛りなFC攻略本も少しは見習って欲しい。所でGBAで遊んでいると目の酷使が半端ないので、今更ながら何とかしたいと思い始めた。（その点VBは「オートポーズ機能」もあって最高だよね、非の打ち所がないし皆も黙って5台ずつ買おう。）風の噂で「屋内で遊ぶ分には、GBCの方が若干気持ち程度僅かながらGBAより見やすい。」と聞いたので、GBCの入手を検討している。え、BLSP？こちとら年中無休で火の車だ。持ってる奴らは全員、残像で目を痛めるがよい＾＾

ナタおとこ　だ！

泣く子も悶絶する元祖屋敷脱出ゲー、「スウィートホーム」を800円で購入。秋葉の平均相場が3000円前後なのを考えると中々の掘り出し物だ。この作品の開発者の一部が後に「バイオハザード」制作に着手したのは余りにも有名だが、それ以外にも洗練された戦闘システムや「こころのちから」を駆使した謎解きも完成度が高い。心の力＝PSIが登場するRPGと聞くと、「MOTHER」を思い浮かべる重里も多いと思うが、全身火傷の「ナタ男」や止め処なく吐血する「腐乱死体」相手に斧や剣で生存競争をする「スウィートホーム」とでは対象年齢が一回りは違う。

[Link] スウィートホーム 全員生存ED / YouTube Japan
（※ニコニコ動画版はコチラ）

生存者の数によってEDが変わる「マルチエンディング」も当時としては珍しかった。共に死線を越えてきた仲間達が絶命すると、「身体が上下半身で二分する」等のトラウマ必至の一枚画がご丁寧に挿入される。CAPCOMの過剰なまでの優しさに多くの子供達が涙し、そして押し入れにソフトを仕舞い込んだ。今回はその中でも、後味が最高に悪い「グッドED」として今尚語り継がれる「全員生存ED」の動画を紹介したい。

succession

今、料理の出来る男が熱い。ことお菓子作りに関しては相当Respectの対象であり、「最近お菓子作りにハマっちゃってさ…、昨日なんて三食源氏パイだぜ？」等と女性に言おうものなら、歓喜の呼び声が辺りを包み込む事請け合いだ。俺もモテたい、さァ、美味シいクッキーヲ作りまショウ。

材料：「レーダーミッション」…1個（通信対戦をする場合は2個） / ホットケーキミックス…100g / 卵…1個 / 無塩バター…80g / 砂糖…40g
（１）室温で放置した無塩バターを程よく練り、砂糖・卵・ホットケーキミックスを気の済むまで混ぜる。（混ぜすぎると生地が固まらず死にます。）　（２）絞り袋に適量叩き込み、アルミホイルをぞんざいに敷いた天板の上に、これでもかという程絞る。（生地と生地の間隔を十分に空けないと合体して死にます。）　（３）オーブントースターで10分程焼く。この手持ち無沙汰な時間を利用して「レーダーミッション」で遊ぶと良い。（艦隊を上手に配置しないと死にます。）

完成。昨今の家電メーカーによる小型化競争の煽りを受け、遂に俺のクッキーも「軽量化・薄型化」に成功した。その常軌を逸したフォルムは、最早「クッキー」という概念すらも超越し、関東圏の甘味界に新たな風を吹き込んだと評された。因みに味は割と正確に軽量した御蔭か、比較的普通だった。

老農は静かに笑う

GB初期の名作として大きなお友達から大好評の「モグラ〜ニャ」を完品300円で確保。ポケモンブームの次は土竜ブームでも来ると思ったのか、当時のコロコロコミックが約半年に渡って攻略記事を載せていたのを記憶している。そんな精力的な普及活動とは裏腹に、「土竜が黒い玉を運ぶゲーム」は夜通しポケモンに耽るお子様の心に響く事はなく、最近ではスマブラXの登場が期待されたものの、シール枠ですら落選した。

[Link] Mole Mania（モグラ〜ニャ） / YouTube Japan
（※ニコニコ動画版はコチラ）

しかし中身は面白いし、完成度も異常に高い。まさに「土竜版倉庫番」なのだが、地上と地中の両方向から進める必要があるのでパズル自体はかなり手強い。Level1のマップで「だっしゅつ（＝やり直し）」を三度も使うハメになった時には、流石に知恵熱が爆発した。JINBEIと鍬で繋がったままこんな耕地を歩くなんて頭がフットーしそうだよおっっ。さて幸いバックアップ用の電池も生きていたので少しずつ進めようとは思うが、如何せんGBAだと画面が絶望的に暗い。ここは是非DSの二画面をそれぞれ「地上」「地中」に割り当ててリメイクして欲しい、遂に時代は「モグラ〜ニャ」に追いついたのだ。

超Jealous

スマブラXも累計プレー時間が75時間を超え、最近は専らシンプルとオールスターの全キャラクリアへ向けた地味な作業を繰り返してたり。ボスバトル？うるせー難易度「ふつう」すら越せねーよ。て訳で久々にサイタマ買い出し紀行。各200円、カバー以外の汚れも目立たず良好。所でDS版のDQ�犬蓮▲妊好團汽軅鐐阿�念入りにLv上げしすぎたせいで戦闘自体がどうでもよくなってしまい、結局貸してしまった。これは、ポケモン炎赤を何度初めからやり直してもセキチクシティを抜けた辺りで飽きてしまう症状に似ている。

折角なので紹介したい頂き物。無駄な装飾を一切省いた潔さが素晴らしい一品。目の覚めるような赤がアジアな香りを引き立てる。さて限りなくNEETに近い大学生の春休みも遂に半分が終わり、嵩む出費で野口が加速度的に姿を消している今日この頃。引き続き安価なレトロゲーグッズの収集に励もうと思う。

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